売れる子が「わがまま」に見える理由

白いドレスを着たキャバ嬢がシャンパングラスを持ち、「売れる子がわがままに見える理由」というタイトルが入ったアイキャッチ画像。 人間観察学

「わがままなキャストほど売れる」

夜の世界では、そんな言葉を聞くことがある。

SNSでも、

「いい子だけじゃ売れない」
「多少わがままな方がいい」
「お客さんの言いなりになるな」

そんな発信を見かける。

たしかに売れている子ほど我が強いと感じる。

自分の気持ちをちゃんと主張する。
嫌なことは嫌と言う。
雑に扱われたら距離を取る。

それだけを見ると、たしかにわがままに見えるかもしれない。

でも、ここで一度考えたい。

それは本当に、わがままなのだろうか?


もちろん、ただ自分勝手なだけの子が売れるわけではない。

遅刻する。
感謝しない。
約束を守らない。
お店に迷惑をかける。
相手の気持ちを考えない。

そういうものは、ただの自己中心だ。

ここで言いたいのは、そういうわがままではない。


売れる子が持っているのは、もっと別のものだと思う。

それは、自分の価値を簡単に明け渡さない感覚。

「私は雑に扱われる存在ではない」
「私には会いに来る価値はある」
「ちゃんと大事にしてくれる人を、私も大事にする」

そういう芯がある。

だから、外から見ると少し強く見える。
我が強く見える。
少しわがままに見える。


でも本当は、わがままなのではない。

自分を安売りしないだけだ。

この違いを分解していくと、売れる子がなぜ選ばれるのかが見えてくる。


売れる子は、自分に価値があると思えている

お客さんを呼ぶには、まず自分自身が、

「私には、わざわざ会いに来てもらう価値がある」
と思えていることが大事だ。

これは、偉そうにするという意味ではない。
勘違いして上から行くということでもない。

ただ、自分で自分の価値を信じられていないと、お客さんにもその価値は伝わりにくい。

自分に価値があると思えていない子は、どうしても言葉が弱くなる。

「無理なら大丈夫だけど」
「少しだけでもいいから」
「来れたら来てね」

もちろん、悪い言葉ではない。
優しさもあるし、気遣いもある。
ただ、その言葉の奥に、自信のなさが出てしまうことがある。


一方で、売れる子はどこかでこう思えている。

「私に会いに来る価値、あるでしょ」
だから、誘い方に芯がある。

お願いするだけではなく、期待をかけられる。
下から頼むだけではなく、相手に来る理由を作れる。
ただ媚びるのではなく、「あなたなら来てくれるよね」と言える。

この差は、想像以上に大きい。


お客さんは、言葉だけを聞いているわけではない。

その子が自分をどう扱っているか。
自分自身にどれくらい価値を感じているか。
そこまで、なんとなく見ている。

自分を安く見せている子は、安く扱われやすい。

自分の価値をちゃんと持っている子は、簡単には雑に扱われにくい。

売れる子が少しわがままに見えるのは、ここにも理由がある。

本当は、わがままなのではない。

自分の商品価値を、自分で信じているだけなのではないか。


売れる子は、大切にしてくれる人を大切にする


売れる子は、お客さんを大切にしている。

ただし、誰に対しても同じように尽くしているわけではない。

自分を大切にしてくれる人を大切にしている。

ここが彼女たちの特徴だ。

嫌われたくなくて、何でも受け入れてしまう子がいる。

少し失礼なことを言われても笑う。
雑な誘い方をされても合わせる。
店に来ない人にも、ずっと同じ熱量で連絡する。
大事にされていないと感じても、自分から下に入ってしまう。

もちろん、頑張っているのはわかる。

ただ、こちらが下に入りすぎると、相手もそれに慣れてしまう。

最初は少し雑だっただけのお客さんが、だんだんそれを当たり前にしてしまうことがある。

人は、簡単に許されるものを大切にしにくい。

だから売れる子は、そこにちゃんと線を引く。

自分を大切にしてくれる人には、きちんと返す。
会いに来てくれる人には、ちゃんと喜ぶ。
約束を守ってくれる人には、ちゃんと信頼を返す。

でも、自分を雑に扱う人にまで、同じ熱量を渡しすぎない。


これが外から見ると、少しわがままに見えることがある。

でも本当は、わがままなのではない。

自分を大切にしてくれる人を、より大切にするために、自分の価値を守っているだけだ。


自由なお客様を振り向かせるには、パワーがいる


お金を使えるお客様ほど、基本的に自由だ。

行く店も選べる。
会う女の子も選べる。
お金の使い道も選べる。
今日行くか、行かないかも自分で決められる。

しかも、そういうお客様は引く手あまただ。

いろんな店から求められている。
いろんなキャストから連絡が来る。
別にひとつの店や、ひとりの女の子に縛られる必要もない。

そんな自由なお客様に、

「今日はあの子に会いに行こう」
と思ってもらうのは、簡単なことではない。

ただ優しいだけでは弱い。
ただお願いするだけでも弱い。
ただ都合よく合わせるだけでは、その他大勢に埋もれてしまう。

自由で、選択肢があって、引く手あまたのお客様を自分に振り向かせるには、キャスト側にもパワーがいる。

ここでいうパワーとは、圧をかけることではない。

偉そうにすることでもない。
上から目線で接することでもない。
お客様を雑に扱うことでもない。

そうではなく、

「私に会いに来る価値がある」と思える力。

自分を大切にしてくれる人を、ちゃんと大切にする力。

その他大勢ではなく、私を選んでもらう理由を作る力。


このパワーがないと、自由なお客様の選択肢の中に残り続けるのは難しい。

お客様は、ただ連絡が来たから店に行くわけではない。

ただ頼まれたからお金を使うわけでもない。

そこに、その子に会いに行く理由があるから動く。

その理由を作れる子は、少し主張が強く見える。
簡単には合わせないように見える。
自分の気持ちをちゃんと言うように見える。

時には、わがままに見える。

でも本当は、自由なお客様に選ばれるために、自分の価値をちゃんと出しているだけなのだと思う。


売れる子のわがままの正体

ここまで見てきたように、売れる子がわがままに見えるのには理由がある。

① 自分に価値があると思えていること。

「私に会いに来る価値がある」と思えているから、必要以上に下から行きすぎない。
ただお願いするのではなく、相手に会いに来る理由を作れる。
だから言葉に芯が出る。

② 大切にしてくれる人を大切にしていること。

誰にでも同じ熱量を渡すのではなく、自分をちゃんと大事にしてくれる人に、自分の熱量を返している。
だから、雑に扱う人にまで合わせすぎない。
それが外から見ると、少し強く見える。

③ 自由なお客様に選ばれるために、自分の価値を出していること。

お金を使えるお客様ほど、行く店も、会う女の子も、お金の使い道も選べる。その自由なお客様に「今日はあの子に会いに行こう」と思ってもらうには、キャスト側にもパワーがいる。

だから売れる子は、簡単に合わせない。
何でも許さない。
自分の気持ちをちゃんと言う。

その姿が、時にはわがままに見える。

でも本当は、わがままなのではない。
自分を安売りしていないだけだ。

いい子でいることと、都合のいい子になることは違う。
優しいことと、何でも許すことは違う。
お客様を大切にすることと、自分を雑に扱わせることは違う。


売れる子が「わがまま」に見える理由。

その正体は、ただの自己中心ではない。

自分を安売りせず、自分の価値を守りながら、自由なお客様に選ばれるための強さなのだと思う。

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