お客さんを見ていて思うこと。成功者は、とにかく動く

夜の銀座を歩く成功者風の男性と高級感ある街並み。「お客さんを見ていて思うこと。成功者は、とにかく動く」と書かれた記事アイキャッチ画像。 人間観察学

夜の現場でお客さんを見ていると、成功している人には共通点があるように感じる。

それは、とにかくよく動くことだ。

行動するから成功するのか。成功しているから行動できるのか。
そこは正直わからないが、

「行動量」について、少し深く考えてみたい。


成功している人は、とにかく動いている

成功しているお客さんを見ていると、本当に行動量が多いと感じる。

朝からゴルフへ行き、昼は仕事をする。夜は会食があり、その後に夜の街へ顔を出す。そして席に着くと、何気ない顔でこう言う。

「明日、朝早いんだよね」

いや、いつ寝ているんだ。
そう思うことが、何度もある。

もちろん、成功している人全員がゴルフをするわけではない。毎日のように会食をしている人ばかりでもない。ただ、うまくいっている人を見ていると、共通していることがある。

とにかく止まっていない。

人に会う。移動する。新しい場所へ行く。気になった話があれば聞きに行く。面白そうな話があれば、とりあえず顔を出してみる。

頭が良いとか、才能があるとか、そういうこと以前に、フットワークが軽い。

一方で、人はどうしても「もう少し考えてから」「落ち着いたらやろう」「準備ができたら始めよう」となりがちだ。

もちろん、慎重に考えることは悪いことではない。何でもかんでも動けばいいわけではないし、無駄な努力を続ければいいわけでもない。

ただ、考えているだけでは何も変わらない。

人に会えば、情報が入る。動けば、何かが起きる。もちろん失敗もする。恥をかくこともある。思ったような結果にならないこともある。

でも、その失敗すら経験になる。

成功している人は、何でも当てているわけではないのだと思う。むしろ人より多く動き、人より多く試し、人より多く失敗している。その中から、たまたま当たりを見つけている。

野球でいえば、打率が異常に高いというより、打席に立つ回数が多い。

一回も打席に立たなければ、三振もしない。恥もかかない。でも、ヒットも生まれない。

そう考えると、成功者とは失敗しない人ではない。
人より多く動き、人より多く打席に立っている人なのだと思う。


それでも人は、なかなか動けない

なるべく行動したほうがいい。頭ではそう分かっている。

しかし、現実はそんなに簡単ではない。

人は、分かっていてもなかなか動けない。変わった方がいいことも分かっている。このままではいけないと、どこかで感じている。それでも体が重い。気持ちが乗らない。また今度でいいかと思ってしまう。

でも、それは意志が弱いからだけではない。

人間は本来、できるだけエネルギーを使わないようにできている。今でこそ、食べ物は簡単に手に入る。移動も便利になった。暑ければ涼しい場所に行けるし、寒ければ暖かい場所で過ごせる。

しかし、人類の歴史のほとんどは、そんなに便利な環境ではなかった。食べ物を手に入れるにも体力が必要だった。無駄に動けば、エネルギーを消耗する。怪我をすれば、命に関わることもある。

そう考えると、人間の体や脳が「できるだけ無駄なエネルギーを使わないようにする」のは、自然な反応だと言える。

「面倒くさい」「今日はいいか」「また今度にしよう」

そう思う気持ちは、単なるだらしなさではない。人間に備わった、古い防衛本能のようなものでもある。

さらに人は、変化も怖がる。今までと違うことをするには、不安がつきまとう。失敗したらどうしよう。笑われたらどうしよう。周りに何か言われたら嫌だ。

そう考えているうちに、動く前から疲れてしまう。

人は、失敗そのものよりも、失敗している自分を誰かに見られることを恐れている。恥をかきたくない。否定されたくない。変に思われたくない。その感情が、行動する前の足を止める。

だから、行動できない自分を責めすぎなくていい。

人はそもそも、今いる場所に留まろうとする生き物である。だからこそ、最初の一歩は重い。動く前が一番しんどい。

でも、その重さを知っているからこそ、小さく動くことに価値がある。

人生を変えるような大きな一歩でなくていい。少しだけ動く。ほんの少しだけ、今いる場所からズレてみる。

そこからしか、次の景色は見えてこない。


動くと、流れが生まれる

成功しているお客さんを見ていると、行動量だけでなく、流れを止めない人が多いと感じる。

朝から予定があり、昼は仕事をして、夜は会食がある。その後に夜の街へ顔を出し、席では「明日も早いんだよね」と言う。

正直、いつ休んでいるのかと思うことがある。

ただ、これは単に体力がある人だけの話ではない。

大事なのは、無理をして動き続けることではなく、自分の流れを完全に止めないことなのだと思う。

疲れていても、必要な人には会う。忙しくても、必要な場所には顔を出す。気になる話があれば聞きに行く。

そうやって、流れを切らさない。

多くの人は、やる気が出たら動こうと考える。気持ちが整ったら始めよう。時間ができたら動こう。もちろん、それも自然なことだ。

でも実際は、少し動くことで気持ちが変わることもある。

外に出る。人に会う。場所を変える。新しい話を聞く。たったそれだけで、自分の中の空気が少し入れ替わる。

家でじっとしていると、余計に体が重くなることがある。考えすぎて、動く前から疲れてしまうこともある。

反対に、少しでも動くと景色が変わる。景色が変わると、気分も少し変わる。気分が変わると、次の行動が少しだけ軽くなる。

だから、行動とは根性論だけではない。

自分の流れを変えるためのスイッチでもある。

大きく動く必要はない。無理をする必要もない。ただ、止まり続けないこと。少しだけ場所を変えること。少しだけ人と話すこと。少しだけ手をつけてみること。

その小さな動きが、次の流れを作る。

成功している人の行動量は、ただの体力自慢ではない。

自分の流れを止めないための習慣なのだと思う。


人生は、動いた人から景色が変わる

行動するから成功するのか。

成功しているから行動できるのか。

正直、その答えは分からない。

ただ、夜の現場でお客さんを見ていて思うことがある。うまくいっている人は、やはり止まっていない。

もちろん、何もしなければ失敗はしない。恥もかかない。傷つくことも少ない。

でも、景色も変わらない。

Amazon創業者のジェフ・ベゾスは、ストレスは忙しさそのものではなく、自分でコントロールできることに対して行動していない時に生まれる、という趣旨の話をしている。

これは、行動力のある人たちを見ていると少し分かる気がする。

彼らは、ただ体力があるから動いているわけではない。動かないことで自分の中に重さが残ることを、どこかで知っているのかもしれない。

だから、人に会う。移動する。情報を取りに行く。気になる話があれば顔を出す。うまくいくかどうか分からなくても、とりあえず試してみる。

そのすべてが成功するわけではない。

失敗もする。空振りもする。思ったような結果にならないこともある。

それでも、動いた分だけ出会いが増える。情報が入る。経験が積み重なる。うまくいかなかったことさえ、次の判断材料になる。

成功者は、失敗しない人ではない。

人より多く動き、人より多く打席に立ち、自分の流れを止めなかった人なのだと思う。

人生は、考え続けた人から変わるのではない。

動いた人から、少しずつ景色が変わっていく。

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