
その日も、ちゃんと指名は取れていた。
席の空気も悪くない。
お酒も出ている。
いわゆる「問題ない夜」。
でも、営業が終わってエレベーターに乗った時、
ふと鏡に映った自分の首を見て、少しだけ違和感を覚えた。
顔はいつも通りだった。
メイクも崩れていない。
なのに、
首だけが、妙に疲れて見えた。
「気にしすぎだよね」
そう思って、その日はそのまま帰った。
でも、それから何度か、
同じ違和感を感じる夜が増えていった。
顔は褒められる。
「今日も綺麗だね」って言われる。
でも、
首は誰にも褒められない。
それどころか、
誰も触れない。
それが、逆に怖かった。
この仕事をしていると分かる。
“老ける”って、いきなり来るものじゃない。
少しずつ、
静かに、
誤魔化しが効かない場所から始まる。
ドレスの首元。
横顔。
写真に写った時のライン。
売れなくなる子って、
顔が崩れる前に、
まず雰囲気が変わる。
その正体が、
首元の疲れだったりする。
正直に言うと、
私は「まだ大丈夫」だと思っていた。
お金もある。
ケアの意識も高い方だと思う。
でも、
そう思ってる間に、
何もしていない時間だけが積み重なっていく。
ある日、
お店の宣材写真を撮り直した時、
モニターに映った自分を見て、はっきり思った。
「あ、これは顔じゃない」
誤魔化せないのは、
首だった。

そこから、首ケアを真剣に考え始めた。
エステに通うほどの時間はない。
毎日忙しい。
正直、手間はかけたくない。
そんな中で選んだのが、
VリフトLEDネックケアだった。
最初は半信半疑だった。
正直、安い買い物でもない。
でも、
「ここを放置したら、後で後悔する」
その感覚の方が、ずっと強かった。
使い始めてから、
劇的に何かが変わったわけじゃない。
でも、
首元の印象が違う。
疲れて見えない。
写真を撮られても気にならない。
何より、
鏡を見る時に、
無意識に目を逸らさなくなった。
この感覚は、
同じ仕事をしている人なら分かると思う。
売れっ子って、
特別なことをしているように見えて、
実は誤魔化せない部分を放置しないだけだったりする。
顔は、いくらでも演出できる。
でも首は、日々の積み重ねがそのまま出る。
だから私は、
ここだけはサボらないって決めた。
顔は誤魔化せても、
首は裏切らない。
もし今、
「まだ平気」
そう思っているなら、
それは、
一番静かで、一番危ないサインかもしれない。
私は、
気づいた時点で止まれただけ。
この先も売れ続けたいなら、
首だけは、嘘をつかせない。


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