
正直に言う。
キャバクラでの会話が盛り上がらない男は、分かりやすい。
・話が続かない
・空気が重い
・キャストが仕事モードから出てこない
でも、もっと厄介なのは逆だ。
会話は盛り上がる。
笑顔もある。
場の空気も悪くない。
それなのに――
なぜか「次」につながらない。
嫌われているわけでもない。
態度が悪かったわけでもない。
むしろ「いいお客さん」だったはず。
それでも、
“選ばれる客”にはならない。
「盛り上がった=好かれた」は、ただの勘違い
多くの男性は、無意識にこう考えている。
会話が盛り上がった
↓
楽しんでもらえた
↓
また会いたいと思われたはず
でも、キャバクラでは
このロジックはほぼ成立しない。
なぜなら、
盛り上げること自体が、キャストの仕事だから。
笑顔があるのも
相槌が多いのも
話を広げてくれるのも
すべて「成立している接客」の範囲内。
そこに
感情が動いたかどうかは、まったく別の話だ。
自分だけが楽しくなっている会話
“選ばれない客”に共通しているのは、これ。
自分のテンションを基準に、会話を判断している。
・ウケたかどうか
・盛り上がっているか
・沈黙がないか
気にしているのは、常に「自分側の感覚」。
だから――
会話は止まらない。
でも、余韻が残らない。
キャスト側の感情は、
安全圏から一歩も動いていない。
キャバ嬢が見ているのは「面白さ」じゃない
ここが一番の勘違いポイントだ。
キャバ嬢が無意識に感じ取っているのは、
・この人の前で、力を抜けるか
・評価されていないか
・ちゃんと“戻れる”距離感か
つまり――
「楽しい」よりも「安全」。
会話が上手いかどうかより、
一緒にいて消耗しないかどうか。
ここを外すと、
どれだけ盛り上げても“仕事としての楽しさ”で終わる。
選ばれる客は、距離を縮めようとしない
不思議な話だが、
“選ばれる客”ほど、距離を詰めにいかない。
・反応を取りにいかない
・答えを求めない
・関係を確定させようとしない
沈黙があっても慌てない。
テンションが上下しても追いかけない。
余白を残す。
その余白が、
キャストの感情を「安全に動かす」。
好かれないわけじゃない。でも、特別でもない
ここまで読んで、
「じゃあ俺はダメなのか」と思う必要はない。
多くの男が、
無意識にやっているだけだ。
・盛り上げなきゃ
・気を遣わなきゃ
・沈黙は失敗だ
そう思っている時点で、
もう“自分基準”になっている。
だから――
嫌われはしない。
でも、選ばれもしない。
問題は、センスじゃない
会話のセンスでも
才能でも
コミュ力でもない。
構造の問題だ。
キャバクラで“選ばれる客”になる会話には、
確かに共通する構造がある。
それを知っているかどうか。
それだけの違いだ。
最後に
会話が盛り上がっても
選ばれない理由は、ひとつ。
相手の感情が、動いていない。
ただ、それだけ。
黒服として現場に立つ中で、
この違いは感覚ではなく、
構造として理解していた。
――続きは、また別の話だ
「選ばれる客」が無意識にやっていることについては、次の記事で整理している。


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