【トップキャスト・ララ物語③】自分を律せない女に、応援型の客は育たない

ある夜の分岐点

売れているキャストの席には、
なぜか同じタイプの客が集まる。

派手に騒がず、
無理に距離を詰めず、
長く、静かに通う男たち。

いわゆる「応援型」と呼ばれる客だ。

そして、こういう客が集まるキャストほど、
なぜかトラブルが少なく、
売上も、関係性も、長く安定している。

それは偶然ではない。


応援型の客は、キャストの“姿勢”を見ている

応援型の客は、
キャストの努力量を細かくチェックしているわけじゃない。

ジムに行っているか。
本を読んでいるか。
美容にどれだけお金をかけているか。

そんなことより、
その人が自分の人生をどう扱っているかを見ている。

・時間を雑に使っていないか
・気分で態度を変えていないか
・調子が悪い日ほど、投げやりになっていないか

応援型の客は、
キャストを「可愛い存在」としてではなく、
一人の人間として評価している。

だからこそ、
その目は意外とシビアだ。


自分を律せないキャストは、応援型を育てられない

売れていないキャストほど、
こう言うことが多い。

「いいお客さんがいない」
「応援してくれる人が来ない」

でも現場を見ていると、
順番が逆だと分かる。

自分を律せないキャストの周りには、
刹那的な客しか残らない。

・気分が良い時だけ通う
・その場が楽しいかどうかが全て
・少しでも期待外れだと、すぐ離れる

それは、客の問題ではない。

キャスト自身が、自分を雑に扱っているからだ。


ララは、特別ストイックな人間ではない

ララは、
誰よりも努力が好きなタイプではない。

何もしたくない夜もあるし、
早く帰って、考えるのをやめたい日もある。

それでも彼女は、
自分を放り投げる前に、
一つだけ決めていることがある。

「雑にならない」

姿勢を正す。
言葉を選ぶ。
グラスの置き方を丁寧にする。

完璧を目指しているわけじゃない。
ただ、自分を裏切らないだけだ。


応援される理由は、頑張りではなく“安心感”

ララの席に長く通う客は、
彼女の努力を細かく褒めたりしない。

「大変だね」
「頑張ってるね」

そんな言葉も、ほとんどない。

ただ、通い続ける。

それは、
この子なら、自分を投げ出さないだろう
という安心感があるからだ。

応援型の客が求めているのは、
成功でも、夢でもない。

ブレない人間性だ。


一流に選ばれるには、自分が一流になるしかない

応援型の客は、
キャストを育ててくれる存在ではない。

キャストの姿勢に反応して、
結果として“育つ”だけだ。

自分を律せない人間が、
誰かを応援する側に回れるわけがない。

これは厳しさではなく、
現場で何度も見てきた、ただの事実だ。

一流に選ばれるには、
自分が一流であろうとするしかない。


できる日だけでいい。崩れなかった夜を残せ

毎日ストイックである必要はない。

全部を整えなくていい。
完璧じゃなくていい。

ただ、
「今日は崩れなかった」
その夜を、一つずつ積み重ねればいい。

ララがやっているのは、
それだけだ。

自分を律せない女に、
応援型の客は育たない。

でも――
自分を裏切らない女の席には、
必ず、残る客が現れる。

それが、トップに残るキャストの現実だ。

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